手塚治虫や藤子不二雄などをはじめとする日本の漫画界を代表する漫画家たちが、下積時代に暮らしていたアパートです。東京都の豊島区南長崎に存在し、現在でいうところの、西武池袋線の椎名町駅と東長崎駅のちょうど間に位置する木造、風呂なし、共同トイレのアパートに、後に漫画界を担ことになる天才たちが同時期に暮らしていました。
トキワ荘(トキワそう)は、東京都豊島区南長崎三丁目(住居表示16番6号、完成当時の住所表記は椎名町五丁目2253番地)に、1952年(昭和27年)から1982年(昭和57年)にかけて存在した木造2階建アパートです。
手塚治虫、藤子不二雄、石ノ(の)森章太郎、赤塚不二夫ら著名な漫画家が居住していたことで知られ、漫画の「聖地(神聖な土地)」となったことから、豊島区によって復元施設「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」が同区の南長崎花咲公園内に建設されました。
当時の建物の上棟式(家を建てる時、それを祝って行う儀式)は1952年(昭和27年)12月6日におこなわれましたが、老朽化により1982年(昭和57年)11月29日に解体されました。跡地は2020年(令和2年)時点、日本加除出版の社屋(会社の建物)となっていました。貸し出された部屋のうち2階部分は十室で、全て四畳半(押入れと入り口部分のスペースを除く)で、その他は、共同の調理場、トイレなどが存在しました。
◎ウィキペディア「トキワ荘」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%AF%E8%8D%98